●求人広告におけるNG表記●

・NG…「25才までの方求む」「若手歓迎」

〇事実として「20～25才のスタッフが活躍しています」と表記する事はOK。
〇「学生歓迎」は、学生に年齢の決まりはないため年齢制限にはならないのでOK。
〇定年年齢を上限とし、上限年齢未満の労働者を、期間の定めのない労働契約の対象として募集・採用する場合はOK。
〇18才未満の就業が禁じられている「有害業務」のスタッフを募集する場合は、「18才以上」と表記OK。
〇長期勤続によるキャリア形成を図る観点から、若年者（おおむね40才未満、特に35歳未満）が対象などを期間の定めのない労働契約の対象として募集・採用する場合は、年齢制限をかけてもOK。

・NG…「○○の資格を取得している方」

〇「持っていて欲しい資格」は、資格を持たない求職者を排除しかねないためNG。
「○○の資格程度の能力がある方」と、能力を求める記載に変えればOK。
〇配送の仕事で「ドライバーは運転免許必須」、薬局の仕事で「薬剤師資格必須」など、職務上必須の資格であればOK。

・NG…「体力のある若い男性歓迎」

〇「20～30代の男性が多い職場です」「ある程度の体力の必要なお仕事です」といった客観的事実や、「○キロ程度の重い荷物を運ぶ仕事です」といった仕事柄必要となる能力を提示。
〇「身体を動かすのが好きな方にぴったりです」といった応募資格ではない形で記載する書き方に変えればOK。

・NG…「カメラマン」「主婦」

〇求人募集の場合は、「マン」が付いていると性別を限定している事になります。
〇性別を限定する合理的な理由がある業務であれば性別を限定することも可能です。
※女優、俳優、女性モデルなど、映画や舞台といった芸術・芸能の分野における表現の真実性等の要請から男女のいずれかのみに従事させる事が必要である職務
※守衛、警備員等のうち防犯上の要請から男性に従事させる事が必要である職務
※巫女など、宗教上の必要性から、特定の性別の人材を求めている場合
※女性下着のフィッティングスタッフ・助産師など、業務上の必要性から、特定の性別の人材を求めている場合

・注意すべき表記

〇ウエイター、ウエイトレス→ホールスタッフ
〇主婦→主婦（夫）
〇看護婦→看護師
〇保母→保育士
〇営業マン→営業スタッフ
〇スチュワーデス→客室乗務員
など